「補償金もDRMも必要ない」
かなり前からMP3形式で音楽配信をしていた平沢進氏。
素のMP3でした。
他の配信サイトといえば、電子透かしなどと称して、最初に置いたところからファイルを移動させたらコピーとみなされて再生できなくなる、OS再インストールしたら他のマシンとみなされて以下同文、みたいなひでぇのばっかりでした(デジタルミュージックプレイヤー登場以前の話)。CCCDだって、ソニーのアレだってユーザーはすべてコピー野郎みたいな扱い。iTMSはこの辺ある程度ユーザーを信頼してくれているのがウケた原因なんじゃないだろうか。appleのネームヴァリューとかは関係ないだろう。ごく初期の音楽配信サイトを見て、ちょっと欲しいかなっと思ったものがまったくないわけじゃなかったんだが、前述のような不自由さで、1曲確か250円とかしたと思う。300円だったかもしれない。すべて1曲250円。たとえ0分20秒の曲でも。アルバム一枚分カートに入れたら、円盤買うより高かった(笑)。アホか。
結局のところ、
無料で音楽を配信すること、コピープロテクトをかけないことは、プロモーションにつながるんです。これはものすごい威力ですよ。お金を払ってまで欲しいと思ってくれなければ、やってる意味がない。
これがすべてなのかもしれないね。新たに触れる機会があれば新しく好みの音楽を見つけられるかもしれない。そうすれば過去にさかのぼって円盤買ってくれたりするかもしれないしね。テレビ番組の使い捨てテーマ曲とかはCCCDでも一向に困らん。欲しくないからな。
そこで。平沢氏の体験版ダウンロードページを紹介しておく。気に入ったらCDショップやiTMSでどうぞ。あ、オンライン販売を忘れてた。あと、「殺戮への抗議」をテーマにした無料配布楽曲。力強い「High minded castle」、これぞテクノ、といった感じの「Big brother」なんかお勧め。
でもiTMSだと、歌詞カード無いのがなぁ。平沢進の曲は歌詞が難解だから。
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